異常気象もいつか当たり前になるのか
この夏はなんなのだろうか。
毎日毎日日本のどこかで記録的豪雨が降り、
一つの災害の復旧めどがたつ頃には次の災害が発生する。
十年もたてば、
この毎日続く異常気象が当たり前なものになってしまうのだろうか。
2020年、東京ではオリンピックが開催されることが決まっている。
季節は夏だ。
毎年毎年これだけの災害が続き、
被害を受けた人々、
避難をする人々がいる中、
「日本を元気に!」なんていう軽々しいキャッチフレーズで盛り上がるのだろうか。
そんなものに金を使うなら
復旧作業に、被災者支援に金を使え!
という地方の大きな声が聞こえてきそうだが、
東京に住む人々はそんな風には思わないのだろうか。
つい数年前までは、ゲリラ雷雨も異常気象だった。
しかし数年後には夏の風物詩にでもなるのではないかと思うほどに
当たり前のものになりつつある。
特に都市部はビルが増えることはあっても減るわけもなく、
ゲリラ豪雨も酷くはなっても、
収まることはないだろう。
そもそも人間も自然の一部である限り、
恩恵を受けることもあれば被害を受けることもある。
一つ一つはショッキングな出来事であっても、
地球の長い歴史の中では繰り返される些細な出来事かもしれない。
しかし地球全体から見れば小さく非力な人間の一人と言えども、
やはり一つの命は大切である。
災害で亡くなった方へのご冥福をお祈りしたい。